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森の中で

2023年度の展望

 アフターコロナ社会と創立30周年からの再出発』

 昨年度は、千鳥会創立30周年を迎えることが出来ました。これもひとえにご利用者、ご家族、職員、行政機関、近隣住民など、多くのご支援を頂いたお陰であると感謝申し上げます。本当に有難うございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。さてCOVIT-19も発生して三年が経過しました。未だその衰えを見せず、世界中でその終息を見ていません。しかしながら、従前の生活水準を取り戻そうとの思いは強く、多くの諸外国では、既にマスクは不要との判断から、日常生活をマスク無しで過ごしている国が多く存在しています。ウイズコロナを先取りし、コロナ禍以前の日常を取り戻しつつあります。日本もマスク着用義務を解除し、更に、この5月から感染症の分類を2類から5類に引き下げ、インフルエンザ並みの対応で経緯を図ろうとしています。今後、日本はどんな日常生活に戻っていくのか、大変興味が湧いてきます。千鳥会もその推移を見守りながら、従前の日常生活がどのような対応で実行されるべきかを、職員全員で試行錯誤しながら適切に実施していきたいと考えています。今暫くその経緯につき、温かく見守って戴きながら、ご支援・ご協力を賜りたいと存じます。よろしくお願いいたします。昨年度はウイズコロナ社会を述べましたが、今年度はアフターコロナ社会の時代へ移行する時として捉えたいですね。ただし今、ウクライナへの軍事侵攻、北朝鮮のミサイル発射実験も終わりが見えません。米中間も一触即発の感が否めません。世界はどの方向に進もうとしているのでしょう。各国のトップの方々の平和への飽くなき探求と、適切な判断を期待したいものですね。これらの諸問題の一日も早い終息を祈らずにはおられません。

さて表題にも掲げましたが、千鳥会創立30周年記念事業としての位置づけと共に、千鳥会の新たな出発としての意義を込めての「旧津名図書館跡地施設整備事業」を推進してきました。それに伴い、新たな事業を象徴するような一帯の事業ゾーンの名称を共有し、明確な方向性を示唆するような表現で事業推進を鼓舞していきたいと考えました。幅広く職員の皆さんの意見を尊重し、去る2月1日より新たな事業「LEVN」が開始されました。その意味は、福祉先進国のフィンランドの言語から「L(ラプシ:子供)・E(エラクライネン:高齢者)・V(バンマイネン:障がい者)・N(ネリオ:広場)を組み合わせた造語ですが、千鳥会の今後の方向性を的確に表現した「LEVN(レヴン)」は最高の言葉だと自負しています。更にこの4月1日より、障がい者グループホーム「RAVIE」も開設されました。これらの事業を温かく見守って戴ければ幸いです。

そして創立30周年からの再出発にもう一点、千鳥会の更なる価値向上を図って、ブランディングにも取り組みたいと思っています。世界はサスティナブルな取り組みとして「SDGs」に取り組んでいます。その思いは既にグローバルスタンダードになっています。われわれ千鳥会の取り組みもその一端が担えるのかを考察し、出来る範囲でのSDGsに貢献できればと考え、様々な事業推進を実施していきたいと思っています。このことも念頭に置きながら、さらに多くの地域貢献を担えるよう、法人の成長と繁栄を目指していきたいと考えています。どうかこの一年も、皆さんの暖かいご支援・ご協力を重ねてお願いし、千鳥会の次の世代への再出発とします。

                                                                                                          ​        2023年4月1日

                                                                                                     社会福祉法人千鳥会​ 

                                             理事長 吉村秀樹

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